インクシールで始める 小ロットグッズ商売研究所 #16「どうやって作ったの?」から始まるグッズづくりワークショップ〜自分のデザインを、人に教える小さな体験メニューへ〜

🔳自分で作る楽しさを、誰かにも伝えてみませんか?

自分で描いたイラストや文字を、タンブラーや小物に転写する。

完成した商品を友人に見せると、こんなことを聞かれるかもしれません。

「これ、どこで買ったの?」

「自分で作ったの?」

「どうやって作ったの?」

そして、その次に出てくる言葉が、

「私も作ってみたい!」

だったらどうでしょう。

実は、この何気ない会話の中に、小さなビジネスの可能性があります。

これまでは、自分の作品を商品にして販売することを考えてきました。

しかし、商品を販売するだけがビジネスではありません。

商品を作る楽しさそのものを、サービスにする。

今回は、そんなグッズづくりワークショップについて考えてみます。

🔳商品を売るのではなく、作る体験を提供する

例えば、絵を描くことが好きな方が、自分のイラストでオリジナルタンブラーを作ったとします。

その写真をSNSに投稿すると、知人から「私も作りたい」と声がかかる。

そこで、少人数のグッズづくり体験会を開いてみる。

参加者は自分のイラストや文字を用意し、それを転写シールにして、好きな小物に貼り付けます。

完成するのは、自分だけのオリジナルグッズです。

もちろん、参加者が楽しみにしているのは完成品だけではありません。

自分の作品が商品になる驚きや、実際に手を動かして完成させる喜びも、大きな価値になります。

「物を買う」から「自分で作った物を持ち帰る」へ。

この違いが、ワークショップの魅力です。

🔳教室を運営している方には、新しいメニューになる

書道教室を例に考えてみましょう。

生徒さんが書いた「ありがとう」という文字。

これを小さなデザインにして、マグカップやタンブラーに転写する。

完成した商品を家族にプレゼントすれば、書道作品とはまた違った喜びが生まれるかもしれません。

絵画教室なら、自分の絵を小物に。

デザイン教室なら、制作したロゴをオリジナルグッズに。

地域のサークルなら、参加者それぞれの作品を記念品に。

これまで教室で学んできた技術を、日常生活で使う商品に変えることができます。

教室の運営者にとっては、通常の授業とは別の体験メニューとして検討できます。

また、生徒さんにとっても、作品づくりの新しい目標になるでしょう。

🔳最初は3人から5人でも十分

ワークショップというと、会場を借りて、大勢の参加者を集めるイメージがあるかもしれません。

しかし、最初から大きく始める必要はありません。

例えば、3人から5人ほどの少人数で、参加者が事前に用意したデザインを使い、

60分から90分程度の体験会を試してみる。

扱う商品も、最初は転写しやすい平らな面のある小物などに絞ります。

デザインを事前に確認し、インクシールを製作しておけば、

当日は貼り付けと完成品づくりを中心に進められます。

もちろん、素材との相性や貼り付け方法の確認は必要です。

最初の体験会は、売上を最大化することよりも、参加した方が楽しめるか、

無理なく運営できるかを確かめることが大切です。

🔳収益を考えるときは、材料費だけで計算しない

例えば、参加費を1人3,000円とし、5人が参加すれば売上は15,000円です。

ただし、これがそのまま利益になるわけではありません。

インクシールの製作費、グッズ本体、会場費、準備時間、指導時間などが必要です。

また、デザインの修正や参加者との事前連絡にも手間がかかります。

だからこそ、最初は扱う商品やデザインの条件を決めておくことが重要です。

少人数でも無理なく続けられる仕組みを作る。

これは、小ロットの商品販売にも共通する考え方です。

🔳森の印刷屋ができること

こうした体験会では、デザインを商品にするための転写シールが必要になります。

インクシールは、あらかじめ製作したデザインを、対応する素材に転写できる印刷商品です。

例えば、手描きの文字やイラストをデータにして、ワークショップ用の転写シールを

準備することが考えられます。

ただし、すべての画像がそのまま印刷できるわけではありません。

また、すべての素材に適しているわけでもありません。

使用するデータや商品について、事前に確認することが大切です。

森の印刷屋では、こうした小ロットの商品づくりについて、データや素材のご相談を承っています。

🔳最初のお客様は、案外近くにいるかもしれません

新しいビジネスを始めるとき、つい「どうやって大勢のお客様を集めようか」と考えてしまいます。

しかし、最初の一歩はもっと小さくても良いと思います。

自分の作品を見せたときに、「私も作ってみたい」と言ってくれる人がいる。

その人と一緒に、実際に作ってみる。

楽しんでもらえたら、次の人にも紹介してもらう。

そこから小さな仕事が生まれるかもしれません。

自分で作る。人に見せる。一緒に作る。そして、教える。

小ロットグッズの商品づくりには、販売だけでなく、そんな広がり方もあります。

まずは、身近な人と小さな体験会を開くところから。

新しい仕事の入口は、意外と「どうやって作ったの?」という一言なのかもしれません。

森の印刷屋は、あなたの小ロット・高付加価値の商品づくりを応援しています。

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