インクシールで始める 小ロットグッズ商売研究所 #12最初からたくさん作らない。まず10個から試す商品づくり〜小ロットだからできる、失敗しにくいグッズ商売の始め方〜

こんにちは。森の印刷屋の西山です。

小ロットでオリジナルグッズを作ろうとするとき、よく出てくる悩みがあります。

それは、「何個作ればいいのか?」という問題です。

10個では少なすぎるのか。
30個なら現実的なのか。
100個くらい作らないと商売にならないのか。
最初からまとまった数を作った方が単価は下がるのか。

商品づくりを考え始めると、どうしても数量の話になります。

もちろん、数量は大切です。

しかし、最初からたくさん作ることが、必ずしも正解とは限りません。

特に、まだ売れるかどうか分からない商品であれば、まず考えるべきなのは、

いくつ作れば安くなるか ではなく、

いくつ作れば反応を見られるか です。

ここを間違えると、商品づくりではなく、在庫づくりになります。
在庫は静かです。でも場所と心をじわじわ圧迫してきます。なかなか手ごわい置物です。

最初の商品は、完成品ではなく「確認用」と考える

初めて作るオリジナルグッズは、いきなり完成形を目指さなくても大丈夫です。

まずは、確認するための商品と考える方が現実的です。

デザインの見え方はどうか。
実際に品物へ貼ると雰囲気は合うか。
手に取ったときに安っぽく見えないか。
お客様が欲しいと思うか。
価格をつけても違和感がないか。
贈り物として使えそうか。
販売用として成立しそうか。

こうしたことは、画面上のデザインだけでは分かりません。

実物にして、初めて分かることがあります。

色の見え方。
サイズ感。
質感。
持ったときの印象。
置いたときの雰囲気。

このあたりは、画面ではなかなか判断できません。

だからこそ、まず少ない数で試すことが大切です。

まず10個作る意味

「10個だけ作って意味がありますか?」

そう思う方もいるかもしれません。

でも、10個には意味があります。

10個あれば、身近な人に見せることができます。
お客様にサンプルとして見せることができます。
店頭に少し並べることができます。
イベントで反応を見ることができます。
SNS用の写真を撮ることができます。
価格をつけて販売テストをすることができます。

つまり、10個は売上を大きく作る数量ではなく、
反応を見るための数量 です。

ここを目的にすると、10個でも十分に価値があります。

むしろ、最初から100個作って反応が悪い方が怖いです。

100個作った後に、
「色を変えた方がよかった」
「デザインを小さくした方がよかった」
「この商品より別の商品がよかった」
と気づくことがあります。

この気づきは大切ですが、在庫100個と一緒に気づくと少し重いです。
知恵は増えますが、棚も埋まります。

30個・50個は販売テストに向いている

10個で反応が良ければ、次は30個や50個を考えます。

この数量になると、少し販売らしくなります。

たとえば、

美容室の周年記念品。
カフェの常連様向けグッズ。
教室の発表会グッズ。
作家さんのイベント販売品。
小さなブランドのテスト商品。
会社の記念品やノベルティ。

こうした用途では、30個・50個くらいがちょうどよい場合があります。

多すぎず、少なすぎない。

身近なお客様に案内できる。
売れ残りの不安も大きすぎない。
追加制作の判断もしやすい。

この段階では、商品そのものだけでなく、売り方も試すことができます。

どんな写真が反応されるか。
どんな説明文が伝わるか。
いくらなら買ってもらえるか。
誰に見せると興味を持ってもらえるか。

商品を作ることと、売ることは別です。

でも、小ロットなら、その両方を小さく試すことができます。

100個・200個は、反応が見えてからでいい

100個・200個を作るのは、悪いことではありません。

むしろ、使う場面がはっきりしているなら、とても現実的な数量です。

イベントで配る。
お店で販売する。
教室の生徒さん分を作る。
周年記念で配布する。
展示会で配る。
予約販売で注文数が見えている。

こうした場合は、100個・200個でも無理はありません。

ただし、まだ誰が買うか分からない段階で、いきなり100個・200個

作るのは慎重に考えた方がよいです。

大切なのは、数量を増やすことではありません。

売れる理由が見えてから増やすことです。

10個で見せる。
30個で売ってみる。
50個で反応を見る。
100個で展開する。

このように段階を踏むと、商品づくりの失敗を減らしやすくなります。

小ロットは、逃げではなく戦略です

小ロットというと、少し控えめな印象を持つ方もいるかもしれません。

でも、小ロットは逃げではありません。

むしろ、これからの商品づくりでは大切な戦略です。

大量に作ってから売り先を探すのではなく、
少し作って、反応を見て、改善して、広げていく。

この流れの方が、小さな会社や個人には合っています。

特に、デザインを活かした商品づくりでは、最初から正解が分かることは少ないです。

作ってみる。
見せてみる。
反応を見る。
少し変える。
もう一度試す。

この繰り返しで、商品は育っていきます。

商品づくりは、一発勝負のくじ引きではありません。
小さく実験できる時代です。

インクシールは、小さく試す商品づくりに向いています

インクシールは、既製品に後からデザインを加えられる転写シールです。

そのため、まず少ない数量で試しやすいのが特徴です。

タンブラーにロゴを入れる。
ボトルにイラストを入れる。
ミラーに作品を入れる。
小物雑貨にブランド名を入れる。
記念品に日付やイベント名を入れる。

こうした商品を、必要な数だけ作ることができます。

もちろん、素材や形状によって向き不向きはあります。

だからこそ、最初は少ない数量で試すことが大切です。

実物を作ってみると、次の改善点も見えてきます。

デザインの大きさ。
貼る位置。
商品の色。
販売価格。
お客様の反応。

これらを確認しながら、少しずつ商品として整えていく。

小ロットグッズづくりでは、この進め方がとても大切です。

まとめ

小ロットグッズづくりでは、最初からたくさん作る必要はありません。

まずは10個。
反応を見る。
30個、50個で販売テストをする。
売れる理由が見えてきたら、100個、200個へ広げる。

この流れで十分です。

大切なのは、数量を増やすことではありません。

小さく作って、反応を見て、改善すること。

これが、失敗しにくい商品づくりにつながります。

売れるかどうか分からない商品に、大きな投資をする必要はありません。

まずは小さく試す。
お客様の反応を見る。
そこから広げる。

森の印刷屋は、あなたの小ロット・高付加価値の商品づくりを応援しています。

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