インクシールで始める 小ロットグッズ商売研究所 #11売れるグッズは、作りたい物からではなく「渡す相手」から考える〜小ロットだからこそ、使う人の顔が見える商品づくりを〜

こんにちは。森の印刷屋の西山です。

小ロットでオリジナルグッズを作るとき、多くの方が最初に考えるのは、

「何を作ろうか?」

ということです。

タンブラーを作る。
ミラーを作る。
ボトルを作る。
キーホルダーを作る。
スマホケースを作る。

もちろん、商品を考えることは大切です。

でも、ここで少し立ち止まって考えてほしいことがあります。

それは、
その商品を、誰が使うのか?
ということです。

小ロットグッズづくりで失敗しやすいのは、
「作りたい物」から考えすぎてしまうことです。

作る側は楽しい。
デザインもかわいい。
商品も良さそうに見える。

でも、いざ販売してみると、思ったほど売れない。

そんなことがあります。

理由は簡単です。

商品はできているのに、
渡す相手がはっきりしていない
からです。

小ロットだからこそ、相手を絞りやすい

大量生産の場合は、多くの人に売れる商品を考える必要があります。

誰にでも使える。
多くの人に好まれる。
価格も抑える。
在庫も大量に持つ。

この考え方になります。

しかし、小ロットグッズづくりは少し違います。

最初から多くの人に売ろうとしなくても大丈夫です。

まずは10個。
30個。
50個。
100個。

このくらいの数であれば、
特定の相手に向けた商品
を考えることができます。

たとえば、

美容室の常連のお客様。
カフェのリピーター。
教室の生徒さん。
イベントに来てくれた人。
地域のお祭りに参加した人。
会社の周年記念で配る相手。
作家さんの作品を好きなファン。

このように、相手が見えてくると、商品づくりは考えやすくなります。

「誰に渡すか」で商品は変わる

同じタンブラーでも、渡す相手によって意味が変わります。

美容室なら、周年記念のノベルティ。
カフェなら、常連様向けの限定グッズ。
教室なら、生徒さんの作品を使った記念品。
企業なら、展示会や成約記念の配布品。
作家さんなら、作品世界を表現する販売グッズ。

商品は同じでも、
使う場面
渡す理由
受け取る人の気持ち
が変わると、価値も変わります。

ここが面白いところです。

グッズ商売は、商品名だけで売れるわけではありません。

「タンブラーです」だけでは弱い。

でも、「10周年を迎えたお店が、常連のお客様へ感謝を伝える限定タンブラーです」

となると、意味が出てきます。

同じ物でも、背景がつくと商品になる。
ただの物体に物語が乗るわけです。急に働き者になります。

売れる商品には、使う理由がある

小ロットグッズで大切なのは、
使う理由を作ることです。

かわいいから。
きれいだから。
珍しいから。

これだけでも悪くありません。

でも、もう一歩進めるなら、

なぜ今作るのか。
なぜこの人に渡すのか。
なぜこのデザインなのか。
なぜこの数量なのか。

ここまで考えると、提案の力が強くなります。

たとえば、

「春の新生活に合わせた記念品」
「卒業・卒園の思い出グッズ」
「周年記念の限定ノベルティ」
「イベント来場者への特典」
「教室作品展の販売グッズ」
「地域のお祭り限定商品」

このように、使う理由がある商品は、説明しやすくなります。

お客様にも伝わりやすい。

そして、販売する側も提案しやすくなります。

まずは身近な相手で考える

小ロットグッズづくりを始めるとき、いきなり大きな市場を狙う必要はありません。

むしろ、最初は身近な相手で考える方が現実的です。

知り合いのお店。
取引先。
地域の教室。
イベント主催者。
小さなブランド。
ハンドメイド作家。
会社の記念品担当。

こうした相手に向けて、

「このお店なら、どんなグッズが喜ばれるだろう?」
「この教室なら、生徒さんの作品をどう商品にできるだろう?」
「この会社なら、周年記念に何を配ると印象に残るだろう?」

と考えてみる。

これだけで、商品アイデアはかなり出てきます。

商品カタログを眺めるより、相手の顔を思い浮かべる方が早いことがあります。
カタログの海で溺れるより、目の前の一人を見る。商売の地味な羅針盤です。

インクシールは、相手に合わせた商品づくりに向いています

インクシールは、既製品に後からデザインを加えられる転写シールです。

だから、相手に合わせた小ロット商品づくりと相性があります。

お店のロゴを入れる。
教室の作品を使う。
イベント名を入れる。
会社の記念ロゴを入れる。
作家さんのイラストを商品にする。

こうした使い方ができます。

大量生産では難しい、少量・短期間・個別デザインの商品づくりにも対応しやすい。

まずは少ない数で試せるので、売れるかどうか分からない段階でも始めやすくなります。

もちろん、素材や形状によって向き不向きはあります。

だからこそ、作りたい商品だけでなく、
誰に渡すのか
どう使うのか
まで教えていただくと、より具体的なご提案ができます。

まとめ

商品から考えると、アイデアが広がりすぎて迷うことがあります。

でも、渡す相手から考えると、必要な商品が見えてきます。

美容室の常連様へ。
カフェのお客様へ。
教室の生徒さんへ。
イベントの来場者へ。
会社の記念品として。
作家さんのファンへ。

相手が見えると、商品に理由が生まれます。

理由がある商品は、伝わりやすい。
伝わる商品は、提案しやすい。
提案しやすい商品は、売れる可能性が高くなります。

まずは、作りたい物ではなく、渡したい相手を思い浮かべてみてください。

森の印刷屋は、あなたの小ロット・高付加価値の商品づくりを応援しています。

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