
こんにちは。
森の印刷屋の西山です。
「インクシールで始める 小ロットグッズ商売研究所」第8回です。
前回は、Illustratorが使えなくても、小ロットグッズは作れるのか?
というテーマでお話ししました。
インクシールを作る場合、Adobe Illustratorのデータがあるとスムーズです。
でも、Illustratorが使えないからといって、最初からあきらめる必要はありません。
手描きの文字。
イラスト。
写真。
AI画像。
紙に描いた作品。
こうした素材も、内容によっては商品づくりに使える可能性があります。
今回は、その中でも特に、
手描きの文字や作品を、グッズにする
という考え方についてお話しします。
作品は、紙の上だけにあるとは限らない
習字の先生が書いた文字。
絵画教室の生徒さんが描いた絵。
イラスト教室で生まれた作品。
子どもが描いた記念の絵。
作家さんが描いた小さなイラスト。
こうした作品は、紙の上にあるだけでも十分に価値があります。
ただ、そのままだと、
展示して終わり。
写真を撮って終わり。
ファイルにしまって終わり。
になってしまうこともあります。
もちろん、それも大切な残し方です。
でも、もう一つの考え方があります。
作品を、使える商品にする。
たとえば、習字の文字をタンブラーにする。
生徒さんのイラストを携帯ミラーにする。
発表会の作品を記念グッズにする。
先生の作品を小さな販売商品にする。
そうすると、作品は見るだけのものではなくなります。
持ち歩ける。
使える。
贈れる。
販売できる。
作品の役割が広がります。
教室ビジネスとの相性が良い
私は、この考え方は教室ビジネスと相性が良いと思っています。
書道教室。
絵画教室。
イラスト教室。
ハンドメイド教室。
カルチャースクール。
こうした場所には、すでに作品があります。
先生が作品を教えている。
生徒さんが作品を作っている。
発表会や展示会がある。
卒業や記念のタイミングがある。
つまり、グッズにできる素材がすでにあるのです。
たとえば、発表会の記念に、生徒さんの作品を使った携帯ミラーを作る。
卒業記念に、書道作品を入れたタンブラーを作る。
先生の作品を使って、体験教室の参加者向けギフトにする。
こうした提案は、単なる印刷ではありません。
教室の価値を高める提案です。
生徒さんにとっては、自分の作品が商品になる喜びがあります。
先生にとっては、教室の魅力を伝える新しい方法になります。
教室にとっては、物販や記念品という収益の入口にもなります。
ここは、かなり可能性があります。
「作品を商品にする」と単価の考え方も変わる
手描き作品を使ったグッズは、単なるノベルティとは少し違います。
なぜなら、そこには作者や教室の思いが入っているからです。
同じタンブラーでも、
ただのロゴ入りタンブラーと、
生徒さんが書いた文字を使った記念タンブラーでは、
受け取り方が変わります。
同じ携帯ミラーでも、
既成の柄を貼ったものと、
自分のイラストが入ったものでは、
価値の感じ方が変わります。
小ロットグッズ商売では、この違いが大切です。
安く大量に配るのではなく、
その人だけの価値
その教室だけの価値
そのイベントだけの価値
を形にする。
ここに高付加価値の可能性があります。
数をたくさん売るというより、
少ない数でも喜ばれる商品を作る。
これが小ロットグッズの面白いところです。
ただし、作品をそのまま使えるとは限らない
ここは大事なので、正直に書きます。
手描きの文字や作品は、何でもそのままグッズにできるわけではありません。
作品を商品にするには、確認が必要です。
たとえば、
線が細すぎないか。
色が薄すぎないか。
背景に紙の影が入っていないか。
写真がぼけていないか。
小さくした時に見えるか。
白インクが必要か。
どの商品に貼ると見栄えが良いか。
こうした確認をしないまま進めると、仕上がりが思ったものと違うことがあります。
紙の上ではきれいに見えても、タンブラーやミラーにすると印象が変わることがあります。
だから、作品を商品にする時は、
そのまま使うのか。
商品向けに少し整えるのか。
を考えることが大切です。
ここを丁寧に見るだけで、仕上がりは変わります。
最初は小さく試すのがおすすめです
作品グッズを始める時は、最初から大量に作る必要はありません。
まずは少ない数で試す。
これが小ロットの良いところです。
たとえば、
先生の作品で数個作ってみる。
生徒さんの作品で発表会用に少量作る。
イベント販売用に10個だけ作る。
反応を見て、次回の企画につなげる。
この流れなら、在庫リスクを抑えながら始められます。
また、最初に作る商品も、あまり難しくしすぎない方が良いです。
携帯ミラー。
タンブラー。
ボトル。
小物ケース。
このように、作品が見えやすく、使う場面が想像しやすい商品から始めるのがおすすめです。
いきなり大作に挑む必要はありません。
最初からラスボス戦に行くと、だいたい回復薬が足りません(笑)
作品を「思い出」で終わらせない
手描きの文字や作品には、その人らしさがあります。
整ったデザインとは違う、味があります。
筆の流れ。
線のゆらぎ。
色の選び方。
その時にしか出ない表情。
こうしたものは、既製品にはありません。
だからこそ、グッズにした時に特別感が生まれます。
作品を、見て終わりにしない。
作品を、しまって終わりにしない。
作品を、使える商品にする。
この考え方は、教室や作家さんにとって、新しい収益の入口になるかもしれません。
そして、受け取る人にとっても、ただの物ではなく、思い出や気持ちが残る商品になります。
まとめ
手描きの文字や作品は、小ロットグッズづくりの大切な素材になります。
習字の文字。
イラスト。
絵画作品。
生徒さんの作品。
先生の作品。
イベントや発表会の記念作品。
こうしたものは、インクシールを使うことで、タンブラーや携帯ミラー、ボトルなどの商品に展開できる可能性があります。
ただし、作品をそのまま使えるとは限りません。
線の細さ、色、背景、解像度、商品との相性を確認しながら、できる形を考えることが大切です。
小ロットなら、まず少ない数で試すことができます。
作品を「見て終わり」にせず、
使える商品に変える。
ここに、小ロットグッズ商売の面白さがあります。
次回は「他の印刷方法でうまくいかなかった方へ」を考えます
次回は、
他の印刷方法でうまくいかなかった方へ。インクシールという選択肢
というテーマで考えてみたいと思います。
ステッカー、お名前シール、シルク印刷、カッティング、他の転写シール。
それぞれに良さはあります。
でも、用途によっては合わないこともあります。
そんな時に、インクシールがどんな選択肢になるのかを整理します。
森の印刷屋は、
あなたの小ロット・高付加価値の商品づくりを応援しています。
売り上げアップのネタに使ってください。
動画配信中 ↓↓ ↓↓↓↓↓

