“使う人”の想像力を引き出す!インクシールが拓く「製品開発の新しい自由」

 印刷の歴史は「できるものを作る技術」の進化でした。しかし、インクシールはその概念を覆し、「やりたかったのにできなかったこと」を“できる”に変える道具です。
本記事では、既存の印刷技術では 踏み込めなかった商品開発の領域に、インクシールがどう新たな自由をもたらすのかをご紹介します。

■ 「作るための技術」から「作りたいを叶える道具」へ

従来の印刷方法――シルク、昇華、UV直印、カッティング、パッドなど――は、それぞれの得意不得意が明確です。
素材が限定されたり、色数や面積に制限があったり、大量ロット前提だったりと、
「印刷の方法」に合わせて製品を設計するのが当たり前でした。

しかし、インクシールは逆です。
作りたい製品に“後から”印刷ができる。だからこそ、試作段階からリアルな表現が可能
開発者の想像を止める理由が、ひとつ減るのです。

■ 02|作り手の中に眠る「企業内発明家」に火をつける

社内の開発者・技術者は、本来“面白いもの”を考えるのが得意です。
しかし、実現手段がない、コストが合わない、展示会に間に合わない、などの事情で
「いいアイデアだけど、やめておこう」が積み重なり、発想の幅が狭まっていきます。

インクシールは、そうした現場に「じゃあ、とりあえず作ってみよう!」をもたらします。

・A4サイズ1枚から試作可能

・設備投資・新素材不要

・手で貼れる

・試作と量産品の差がない

→ この「すぐに、同じクオリティで作れる」という気軽さが、開発現場に前向きな勢いを生みます。

■ 印刷会社に頼らない、新しい開発のスタイル

インクシールは、印刷会社の“請負仕事”ではなく、
製造メーカーの“自分たちでやってみる”挑戦を後押しする道具です。

これまで:印刷会社に見積依頼 → デザイン調整 → 試作依頼 → 色が合わない → 再調整…

これから:デザイン完成 → 自社プリンターで出力 → インクシールで貼って提案 → 反応を見て量産へ

→ “商品開発のPDCA”が、桁違いにスピーディーになります。

■少量多品種時代のものづくりにこそ

昨今の製造業では、「BtoBの大量生産」から、「BtoCの個別対応」へとシフトが進んでいます。
OEMではなく、自社ブランドで売るD2Cモデルを志向するメーカーが増えており、
その際に必ず課題になるのが「見栄え・ブランディング」です。

インクシールを使えば、

・小ロットでもフルカラー化

・製品に合わせたオリジナルデザイン

・提案や販促ツールとの統一感

が簡単に実現できます。

■ まとめ|「できなかった」が「やってみよう」に変わる道具

インクシールは、印刷技術の革新というより、製品開発における発想の解放です。
「作りたいと思っていたけど、現実的じゃないと思っていた」――
そんな想いを持つ製造メーカーの皆様にこそ、試していただきたい技術です。

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