🔹 はじめに
「インクシールって、どんなものに貼れるの?」
「本当にいろんな素材に対応できるの?」
そんな疑問にお応えする今回の第2回では、
インクシールが得意とする素材や形状、さらに実際の採用実績を具体的にご紹介します。
他の印刷方法では難しかった場所にも、インクシールなら対応できる理由がここにあります。
🔹 対応素材の一覧と特徴
素材の種類 | 対応可否 | 主な用途例 |
ポリプロピレン(PP) | ◎ | 産業用ヘルメット、ツールボックス、キャリーケースなど |
再生ポリプロピレン(再生PP) | ◎ | マグカップ(粘着しにくいがテスト合格済) |
ガラス | ◎ | ガラス扉、ボトル、水槽など |
金属(アルミ・ステンレス) | ◎ | 脚立、工具、サインパネルなど |
アクリル・塩ビ樹脂 | ◎ | 名札、POP、什器など |
革・レザー風素材 | ◎ | ノート、印鑑ケース、椅子のヘッドレスト部など |
紙・段ボール | ◎ | パッケージ、台紙、ギフト箱など |
木材 | ◎ | 木製什器、POP、装飾品など |
シリコン素材 | ❌ | (インクが定着しないため非推奨) |
🔹 インクシールが活躍する場所・形状の特徴
・高さ15cmを超えるなど、UVプリンターでは直接印刷できない立体物
・鏡やガラスのように、インクが定着しにくく、ノズル詰まりの恐れがある素材
・カーブ、縁、段差、しぼのある部分
・既設の製品(壁・ガラス・鉄扉、手すり、ロッカーなど)にも後施工で貼れる
・貼り付け後に機械でこすったり、重ねたりしない場所であれば、柔らかい素材にも対応可能
🔹 従来方式(フィルム印刷+カッティング)との違い
従来のカッティングフィルムでは
・カッティングの手間が必要
・カス取り作業が必要で時間がかかる
・細かい文字や線が一緒に剥がれてしまうことがある
・糊残り・気泡・位置ズレが発生する
・熟練作業者でなければ仕上がりにバラつきが出る
・ガラスに両面印刷る場合は、熟練者の技術が必要w
インクシールは、
・カッティングレス
・カス取り不要
・極細文字や線も転写可能
・糊残りなし・気泡ゼロ
・誰でも簡単にプロの仕上がり
🔹 実際の採用事例(売れ筋・プロ向け実績)
製品・用途 | 採用先・背景 | 特徴・評価ポイント |
産業用ヘルメット | 製造・建設業界 | 5年間使用に耐える強度テストに合格。社名印刷にカラーロゴ、血液型印刷に採用 |
キャリーケース | 大手カバンメーカー | 飛行機輸送の擦れ・衝撃テストをクリアし採用。 |
アルミ脚立 | SUPREME社 | 高い表面硬度と印刷再現性を評価され採用。他社では再現困難な条件をクリア。 |
再生PP製マグカップ | エコノベルティ市場 | 通常のPPより粘着しにくい素材だがテストに合格。サステナブル商品にも対応。 |
ペン型消毒液容器 | 医療・販促業界 | PP素材・小面積・湾曲面にもズレなく転写。ノベルティ用途で好評。 |
ガラスボトル | 飲料・アート業界 | 局面に対して、印刷する効率が良い。金、クリア、盛り上げなど高級感ある仕上がりが好評 |
🔹 ご注意ください(使用上の制限)
インクシールは柔軟性の高い印刷方式ですが、以下のような用途では一部制限があります.
・転写後に90度以上折れ曲がる部分(例:合皮の座面など)では、インクが割れる可能性あり
・合皮素材は、曲がる、凹む部位では非推奨ですが、ヘッドレストなど変形の少ない箇所には問題なく対応可能
🔹 非公開の“現場テクニック”も完備
森の印刷屋では、しぼや凹凸のある素材にもきれいに転写できる
独自の技術ノウハウ(非公開)を保有しています。
この技術により、他社では施工を断られた場所でも
「インクシールでなら貼れた」という事例が増えています。
🔹 まとめ
インクシールは、
✔ 印刷機にセットできない製品に対応
✔ 粘着が難しい再生PPや防水商品、カラー塗装済みアルミにも使用可能
✔ カス取り不要、糊残りなし、誰でもキレイに貼れる
✔ 他社では対応できない条件下で採用実績あり
次回【基礎編 第3回】では、
*よくある質問(FAQ)で解決!インクシールの疑問集」をお届けします。
耐久性・施工方法・注意点など、実際の問い合わせに基づきお答えしていきます。
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▶︎ https://inkseal.jp

