🔹 はじめに
自社ブランドでの製品開発に取り組む製造メーカーにとって、商品開発段階での「加飾の自由度」は、企画力・提案力・収益性に直結する重要な要素です。
しかし実際には──
・フルカラー印刷が難しい素材
・単色しか対応できない印刷方式
・高コスト・長納期で試作ができない
といった理由で、アイデアをカタチにできずに終わっていた経験はないでしょうか?
今回は、その“できなかった”を“できる”に変えるオンデマンド転写印刷技術「インクシール」の可能性を、実際の事例を交えてご紹介します。
🔹 これまでは、印刷方式に合わせて“あきらめていた”
私たちがこれまで向き合ってきた製造メーカーの方々は、こんな課題を抱えていました。
・印刷方法ありきで、商品設計を妥協
・フルカラー印刷は難しいから、カッティングシートで代用
・シルク印刷に頼らざるを得ないが、人手・設備・溶剤管理が重い
つまり、「やりたかったけど、できなかった」という構想が、日々埋もれていたのです。
🔹 実例:産業用ヘルメットが変わった
その中でも、最も過酷な環境にあるのが「産業用ヘルメット」でした。
・材質はポリプロピレン
・曲面構造で印刷不可
・5年間の耐久性が求められる
・シルク印刷しか対応できない(フルカラー不可)
そんな業界で、インクシールが唯一採用された転写方式になったのです。
🔍 なぜ採用されたのか?
→ 従来では不可能だった素材に、
・美しく
・短納期で
・熱を使わず
・職人不要で
・しかも高耐久で
貼れるからです。
🔹 試作で“本番と同じ仕上がり”を出せる強み
インクシールの大きな特長は、試作品の段階から“完成品同等の仕上がり”を実現できることです。
従来の課題:
課題 | 内容 |
試作と量産で仕上がりが違う | 実際の製品とは異なる色味・質感 |
フルカラーは費用が高い | 少量では赤字になりやすい |
試作の納期が長い | 顧客提案や展示会に間に合わない |
→ インクシールなら:
・A4サイズ1枚からフルカラー対応可能
・仕上がりも量産品とほぼ同じ
・展示会でそのまま使えるリアルな提案が可能
これにより、商品開発・営業活動・顧客提案のスピードと成功確率が飛躍的に向上します。
🔹 試作品の役割が変わる
インクシールは「テスト印刷」ではありません。
“提案に使える実物”を1枚から出力できるというのが、他の印刷手法との大きな違いです。
💡 こんな使い方が広がっています:
・展示会に向けたコンセプトモデル
・SNS用のプロモーション撮影
・既存製品にロゴ追加してOEM提案
・パーソナライズされた試作品の受注活動
“印刷のための印刷”ではなく、“製品に新しい価値を加える”ツールとして、インクシールは注目を集めています。
🔹 まとめ:
アイデアがあっても、「印刷ができないからやめておこう」と諦める時代は終わりです。
印刷方式に商品を合わせるのではなく、商品に印刷方法を合わせる。
その選択肢が、インクシールによって実現できるようになりました。
📌 インクシールのサンプル請求・ご相談は森の印刷屋まで
→ https://mori-print.com/inkseal
